びっくりレッスン
今まで体験したことのないマタニティースイミングでは、当然想像もしないことがいくつかあった。
まずは「腹筋運動」。水に入る前の30分のストレッチトレーニングで、股関節や体側をのばすのは理解できるが、いくつかのストレッチの後コーチが「それでは、次は腹筋運動をします」と言った。「ふ・・・ふっきん〜??」・・・驚いた。身軽な人がするような腹筋なんかは、当然出来るわけが無い。方法としては膝を立てて仰向けに寝、頭の後ろで手を組んでおへそを見るような感じで頭を持ち上げる程度のものだった。なんでも、子供を産む際の産道を出来るだけまっすぐする身体の動きと、適度な腹筋運動をかねているらしい。
十分な準備運動の後水にはいるわけだが、その際にも注意があった。一番楽だと思われる「平泳ぎ」と、泳ぎ出す時の「壁けり」の禁止。急激にお腹に力が入るので、これは絶対にしないように指導された。確かに瞬発的な動きで、破水してしまわないとも限らないわけで、これは本当に頻繁に注意されていたことだった。
それからかなり驚いたのが、妊婦のために一番よいのが「バタフライ」の動きなのだそうだ。イルカやシャチが海の中で楽に自然分娩が出来るのは、あの特徴ある泳ぎ方のおかげらしい。腹筋も程良く使うので、かなり身体によいのだそうだ。
端から見てびっくりなのが、ラマーズ法の呼吸の練習。コースロープに脚をかけ、仰向けの状態でリラックスして、コーチの号令に合わせて出産のための呼吸法を行うわけだが・・・。やっている本人達は、これから行うべく出産という大仕事を前に、かなり真面目にフーハーしているわけだが、端から見るとカラフルな「ひょっこりひょうたん島」がたくさん並んでいるように見えるのだ。この時のポイントは、痛みに気持ちが集中しないように目を開けながら行うこと。
レッスンの最後に行うのが、その名も「水中座禅」。これはお産の時のいきみを上手にするための練習だそうだ。望ましい息の止め方と、素早い息継ぎを体得する為に行う。もちろんここでは練習なので、息を止めるだけで絶対にいきまないようにする。産まれたら困るモンねぇ〜。
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