キャデラックのしょーもない話
ウチの旦那は今でこそタバコを吸わないが、
以前は結構いいペースで1箱が無くなっていた。
結婚する事が決まって、金沢の今住んでいる家に
遊びに来たときのこと・・・・
「ちょっとタバコ買ってくるわ」
と言って車で出かけた。
全く土地勘の無かった私は、
「タバコやさんって遠いんやなぁ」
と単純に思ったものだった。
ところが・・・数分もしないうちに帰ってくる。
「もう行ってきたん? 早かったなぁ」
「おお、すぐそこやからなぁ」
「すぐって・・・車で出ていったやん」
「歩いていくの、ジャマくさいしなぁ」
と、話はそこまでで、特にそれ以上は追求しなかった。
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話は全く変わるが、
私は矢沢永吉の大ファンである。
結婚する前は東京に住んでいたので
コンサートツアーが始まると
必ず3回は足を運んだものだった。
彼の場合かなりアクが強くて、
好きな人と嫌いな人が極端に別れる。
キャロルの頃の彼もよかったが、
やっぱり単独でバラードを歌い始めてからの彼に
最高に「男の色気」を感じてしまうわけなのだ。
彼のビデオや本にもほとんど目を通していると思うが、
特に彼が28歳の時に書いた「成りあがり」と言う本は
もう数十回も読み返してパワーをわけてもらっている。
それら、それぞれの中に「矢沢語録」とも言うべく、
彼の信念とも言える言葉が織り込まれているわけだが、
「100メートル先のタバコやだって
キャデラックで乗り付けてやる」
というのが、ビデオだったかにある。
また話は戻るが・・・しばらくして、
私はタバコやがどこにあるのかを知ってしまった。
それこそ、家から100数十メートル。
2トン車がぎりぎり通れる、電車の高架をくぐって
歩いたところで、往復10分もかからない場所である。
とりあえず、いいわけもあるだろうと思い、
「なぁ、タバコやってここのこととちゃうなぁ?」
すると、旦那は臆することもなく
「いいや、ここや。」
「だって、車で出ていってたやん」
「そぉや、歩いていくのジャマくさいしなぁ。
ゆうたやん、近いって・・・」
「そんなん、ガレージから車だして、タバコ買って
帰ってきてガレージに車しまう事考えたら、
すぐにでも歩き出した方が早いんとちゃうの?」
旦那は何かを考える様子で、ちょっと黙ったなと思ったら
「あんたの好きな永ちゃんやったって、
『100メートル先のタバコやだって
キャデラックで乗り付けてやる』って
言ってはんのやから、オレだって・・・」
「あんたは歩きたくないだけやろ。」
所得番付に載るようになったら
キャデラックで行ってもいいです!
ただし、家とタバコやの間にある
電車の高架は狭すぎて通れへんで。
今となっては昔の話である。
嗚呼、「所得番付」ねぇ・・・・(笑)
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