「文房具」のしょーもない話
1999.9.30
パソコンを使っての仕事をするようになってから、
筆記用具を使って、文字を書く機会が本当に少なくなった。
学校を卒業して就職したのが、コンピューター系の会社だったので、
要するに20歳からン年間、ずっとということになるのだが……。
昔は、手紙もかなりマメに書いていたが、
パソコンを使うようになってからは、手紙を書くのもパソコン。
パソコン通信を初めてからは、メール機能を使っての電送。
インターネットが普及しだしてからは、
今までパソコンには全く無関心だった友達も使い始め、
電話を使うよりも確実に、時間を選ばず送れるメールは大活躍なわけだ。
ところが、この便利な時代も善し悪しである。
今のところウチは、子供がまだ小さいので、
学校の宿題を見てあげる心配もなく、漢字を聞かれる事など無いわけだが、
考えたら私が子供の頃は、分からない漢字があるとよく親に聞いた物だった。
当然ウチの子供達が学校に行くようになったら、
あの頃と同じ現象が我が家にも起こることになる。
パソコンのある生活に慣れてしまって、
どうしても手書きで書かなくてはならない書類などの記入に、
漢字が分からなくてわざわざパソコンを立ち上げている自分がいる。
文章を書く仕事をしているにも関わらず、こんな事……
情けない限りである。簡単な漢字くらいは、
ちゃんと勉強しておく必要がありそうだ。
なんでこんな事を書くかというと、実は先日致命的な事件があった。
友達に荷物を送ろうと思い、宅急便の取り扱い窓口になっている、
コンビニエンスストアに行った。カウンターに行って、
そこにいた兄さんに「宅急便お願いします」と言うと、
伝票とボールペンを渡してくれ「ここに記入お願いします」と言われた。
これはみなさんもお馴染みの作業だと思うが、
友達の住所と電話番号をメモった紙を見ながら、
伝票に必要事項を記入し始める。
最後に荷物の品名を書く欄があるわけだが、
送るものがいろいろあってどう書いた物か迷った。
面倒な場合は大抵「雑貨」と書く場合が多いので、
今回もそのパターンだと思いながら記入しようとした。
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ふとペンが止まった。
「雑貨」の「雑」の字が分からない……。
無理に書こうとすると「殺」になってしまい、大慌てで訂正線を引いた。
う゛〜ん、どうしたもんだろうと、コンマ 5秒くらいの間に、
脳味噌フル回転で悩み、そして名案(おいおい(^^;)を思いついた。
そうだ!「文房具」と書こう。
ところが、「そうだ、そうだ」とほっとしたのもつかの間、
今度は「文」の字を書くと、再びペンが止まってしまった。
「文房具」の「房」の字が分からないっ!!
宅急便を送るための必要な準備をすべて済ませ、
私の伝票が書き上がるのを待っているだけの兄さんは、
私のペン先を見つめている。
見られていると思うとどんどん焦り、更に頭の中は真っ白になる。
「ひえ〜〜〜困った(大汗)」
心臓はバフバフするし、冷や汗が出てくる。
考えれば考えるほど分からなくなる「房」の文字。
兄さんを待たせては気の毒と、バカにされるのを覚悟で書いた。
「文ぼう具」
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その間本の数秒の事だったと思う。
が、私には果てしなく長い時間のように感じられた。
うううううう、情けない。
あれほど恥ずかしい思いをしたのは久しぶりだった。
電脳なみなさん、簡単な漢字は書けるように
普段から勉強しておきましょう。
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