彩花 救急車で運ばれる!!
2月3日の晩、いつものように彩花をお風呂に入れて、20時過ぎにはベッドに連れていって寝かせました。特に変わった様子もなく、数日前の細菌性の風邪による腹痛も治ったように見えました。私も23時にはベッドに入り、子供と一緒に眠りました。
2月4日に日付が変わり、0時半。彩花がいきなり泣き出しました。夜中に夢を見るのか、いきなり泣き出すことは少なからずあったので、始めは「いつもの事」と背中をとんとんたたきながら再度寝かしつけようとしました。ところが、泣き方がいつもと違う上に、ベッドの上でのたうち回り、抱いてなだめても全く泣きやむ気配がありません。別の部屋に連れて行き、部屋を明るくして抱いたままソファに腰掛け、膝の上に向き合うように座らせて背中をさすりましたが、さらに激しく泣き、身体をよじるようになりました。「これはお腹が痛いのかも知れない」と直感的に思いましたが、今は夜中。旦那はあいにく出張中。子供の泣き声にパニックになり、どうしたらいいか分からないまま、とにかく旦那の母の寝室に行こうと階段を降りかかったところで、あまりの子供の泣き声に気が付き、母が出てきてくれました。
居間で母に相談しながら様子を見ましたが、全く泣きやむ気配はなく、とりあえず病院に行かれる準備をし、行き付けの近所の小児科に電話をしました。が、そこの小児科には時間外の救急の診療はなく、当然電話には誰も出ません。0時45分、15分間泣き続けたことになったわけで、他に手だてなく救急車を呼ぶことにしました。
外はちらちら雪が降っていました。まもなく救急車が家の前に到着し、子供を抱いて救急車に乗り込みました。母も付いてきてくれました。少し痛みが和らいだらしく、子供は泣きやみ少々落ち着いていました。救急車の中では救急隊の人たちが、子供を受け入れてくれる病院を探してくれて、その間に問診担当の人に症状を説明しました。問診中に心拍数を計測すべく器具を、足の親指に取り付けようとしましたが、子供が激しく泣いていやがったために中止。そうこうしている内に、通常なら車で30分はかかる場所にある総合病院で看てもらえることになり、1時04分、救急車はサイレンを鳴らして病院へ向かって出発しました。
病院に着くと救急用の扉を開けて、看護婦さんが迎え入れてくれました。中に入り「ここに座ってください」と言われたベッドには、緑のつぎはぎだらけの、.もちろんきれいに洗濯はされていますが、血が染みついたようなシーツがかぶせられてあり、交通事故などで患者さんがかつぎ込まれてくるテレビのワンシーンを思い出したりもしました。子供は私にしがみつき、肩越しに先生と看護婦さんを見ていました。今までのいきさつを説明し、熱が無いことを確認して「おそらく、風邪による内臓の衰弱だと思いますが、念のためレントゲンを撮りましょう」と言うことになりました。
レントゲンの準備が出来るまで20分。しばらくその処置室で待つことになりました。カーテンの向こうには彩花よりも少し大きなお兄ちゃんが、泣きながら点滴を打っていました。病院って昼間とは全然違うんだなぁ〜と、関係ないことを考えていると、レントゲンの準備が出来たとのことで、看護婦さんにレントゲン室まで案内されました。
とにかく、見たこともない器械の前で裸にされて、あっちこっち転がされて、おびえた彩花は大泣きに泣きました。それでも、親の問いかけには少し答えられる余裕が出てきたのか「大きな声でエンエンしてかっこわるい人ぉ〜」というと無言で「はぁ〜い」というかんじに手を挙げてました(苦笑)撮ってもらったばかりのレントゲン写真2枚を持って診察室へ帰ってくると、早速先生がそれを眺めながら、黒く写った部分を指さして看護婦さんに何かを言っています。「もしかして、何か悪い病気??」と、ものすごく緊張する一瞬でした。先生が私の方に向き直り「ここの黒い部分はガスがたまっているんです。単純に消化不良によるガスだったら良いのですが、腸重積(腸の一部が腸の中に入り込んでしまう病気)かもしれないので、ご機嫌悪いついでに浣腸をして血便が出るかどうか調べてみましょう」と言いました。市販の浣腸よりも管の部分が長く、ある程度奥の方まで入っていくものを使って、看護婦さんが手際よく薬液を注入しました。まもなく便意をもよおし、お腹の物が全部出てきました。・・・・果たして・・・・出てきたのは、赤いは赤いけど、前日の晩に食べた「にんじん」だ・・・・。
3日分の薬をもらって、タクシーで帰ってきました。とにかくヒヤヒヤでしたが、何ともなくて安心しました。そういえば、大人が胃腸が悪いときに、吐く息が臭くなりますが、子供もそうです。近所の小児科に行ってから2、3日、彩花の息が臭いのには気が付いていましたが、こんな大変なことになるとは思いませんでした。近くにいて、胃腸が悪いかも知れないと分かっていながら、子供が望むままに食べ物を与えていたのは、やっぱり親の手落ちだと思いました。今後は少しでも異常が見られれば、すぐにお医者に連れていこうと心に決めました。
救急隊の方々、救急病院の先生方には本当に感謝です。
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