|
映画の中のワンシーン。ちょっと悪ぶった主人公が、吸っていたタバコを投げ捨てる。BGMが流れる雨のシーンで、まるでその時の主人公の心を表すかの様に、くぐもる煙と、投げ捨てられて火が消えるタバコ・・・すっかり映画の中に入り込んで観ている私。ついついため息をついてしまいます。でもね、間違えたらいけないのは・・・これって、有名な俳優の、映画のワンシーンだからカッコイイのよ。
久しぶりに繁華街へでかけた。春の日差しが心地よく、近所のスーパーにばかり行っている私には、人や車の多さや、華やかに飾られたショーウィンドウが、なんだか新鮮な物に見えたりもした。金沢の街は東京の繁華街に比べたら、かなり掃除が行き届いてきれいだと思う。由緒正しい城下町、観光で来ている人たちもその辺はわきまえてくれているのか、ゴミを散らかすような人はほとんど居ないと思う。・・・が、どぉいうわけかタバコは別なのよねぇ。しかも、おそらくは市内か、近郊に住んでいると思われる服装の人のタバコの投げ捨て。信号待ちをしている私たち家族の前に、少し年輩の夫婦が立った。奥さんの方はきちんと髪もセットして、その年代の奥様方に比べれば、糠味噌臭くないおしゃれな格好をしていた。旦那の方もラフな格好だが、まあまあそれなりに良い物は着ていた。が、その旦那の方がおもむろに道路にタバコを投げ捨てたのだ。それを見ていた私たち。当然ウチの旦那は「おお!タバコを投げ捨てたぞ。ああいうヤツに限って、自分の家の前にタバコを投げ捨てられたら怒るんでぇ」と当人に聞こえるように言った。奥さんの方はチラチラ後ろを振り返って気にしていた様子だったが、自分の旦那が投げ捨て、靴で見るも無惨に踏み散らかしたタバコを拾うわけもない。確かに繁華街には、そんなアホなヤツが捨てたタバコを、お掃除する専門の人たちがいる。その人達のお仕事を取り上げるつもりはないけど、だからって捨てて良いことにはならないでしょ? 子供が出来てから公園に行く機会が増えた。公園に行くときに、スーパーでくれるビニールの買い物袋を必ず持っていく。子供が遊んでいる間、後を追いかけながら間違えて口に入れてもらっては困る物を拾って歩くのだ。よその子供が食べ散らかしたと思われるお菓子の包装ビニールとか、不良が(良い子はしないもんね、こんな事)壁に投げつけて割れた瓶のガラス片、とにかくいろんな物が落ちているが、中でもタバコの吸い殻が格段に多い。少なくともタバコを吸える年齢というのは20歳以上。つまり、日本の憲法で「貴方は1人の成人として、自分の行動の責任は自分でとりなさい」と決められた大人なわけよ。その良識があるはずの大人が捨ててるタバコは、誤飲しよう物なら死んでしまうかも知れない毒物。わかってんのかなぁ? タバコを吸う人全員が、こんな人たちじゃないことは分かっている。事実私の友達は、外でタバコを吸うときは、必ず携帯灰皿を使っている。元々スキーを通して知り合った友達が多いので、自分たちの滑る大切な山を汚してはいけないという精神から灰皿を携帯しているのだが、その大切な山も、雪が溶けた後どれだけの吸い殻が出てくることか。春になって活動を始める動物達の目にうつるのは、本来彼らの世界には全く無縁なもの。すごく寂しい思いでいっぱいになる。 自分を映画の中の主人公と勘違いして、何がカッコイイ事なのか分からなくなってる非常識な人たちに教えてあげよう。外でタバコを吸うときは、ポケットからさりげなく、携帯灰皿が出てくる人の方がよっぽどカッコイイってことを。 |
トップページ
YAKO'S FAVORIT
ホームページ